新着情報ー耳鼻いんこう科

2023.04.30

人工内耳リハビリを開始いたします

 人工内耳は補聴器を用いてもなお、十分に聞こえない方に聞こえをもたらすことができる治療です。現在までに、国内だけでもおよそ15000人の方が人工内耳手術によって失った聞こえを取り戻しています。院長は名古屋市立大学病院に在職中、大学病院で実施したすべての人工内耳手術や人工内耳外来を担当しておりましたが、その豊富な経験を活かし当院でも人工内耳リハビリを開始いたします。リハビリは人工内耳メーカーの協力のもと、当院の言語聴覚士が行います。

 手術をご希望の方には当院で検査ののち、難聴の重症度が日本耳鼻咽喉科学会の定める手術の基準に達していると考えられた場合には、連携する大学病院へご紹介いたします。詳しくはスタッフまでお尋ねください。

2022.01.22

全国で10番目の「耳管ピン手術施設」として認可されました

 耳管開放症の新しい治療法である「耳管ピン」の全国で10番目の手術施設として、2021年8月2日にいながき耳鼻いんこう科クリニック・いながき乳腺外科クリニック・豊橋サージクリニックが認可されました。耳管開放症は、ふだんは閉鎖している「耳(中耳)」と「のど(咽頭)」とを結ぶ「耳管(じかん)」が、なんらかの異常で閉鎖しにくくなる、閉鎖できなくなることで、耳閉感(耳づまり)、自声強聴(ご自身の声が耳に響く)、呼吸音聴取(ご自身の呼吸の音が耳に響く)など、不快な症状を呈する疾患ですが、耳管ピン手術はとりわけ重度の耳管開放症に対する治療として期待されています。

 耳管ピン手術の施設認定は愛知・三重・岐阜の東海三県では初めてであり、地域のみなさまに新たな選択肢を提供するものと考えております。当院では鼓室形成手術や顔面神経減荷術など他の手術と同様、日帰り手術として耳管ピン手術を開始いたします。手術の詳細については当院をご受診いただき、担当医にお尋ね下さい。

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